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Posted by 滋賀咲くブログ at

2010年02月21日

~広がる「支えあい」の輪~


一昨年秋のリーマンショック以降、これまで上昇傾向にあった甲賀市の外国籍市民の登録人数が、昨年1年間で380人の減少となりましたicon15(うち316人がブラジルの方)
仕事を求めて他の県に転出された人、飛行機帰国を余儀なくされた人など、減少の理由は様々ですが、甲賀市に住んでおられる外国籍の方の中には、今なお仕事が見つからず生活に困窮する方もおられます。

昨年5月から始めました、甲賀市社会福祉協議会との連携による生活物資支援活動では、市民の皆様から各地域センターに寄せられた善意icon06の物資が昨年12月末現在で計113件(報告件数)ありましたicon12
パスタ26袋、油159本、砂糖75kg、米959kg、ラーメン149個、缶詰139缶、粉ミルク11缶、紙おむつ954枚、洗剤13本、その他(調味料、タオル、小麦粉など)525点の多くの物資および現金82,663円をご寄付いただきました。
そして当協会や甲賀・湖南人権センターより、のべ約800人もの方々に支援物資としてお渡しすることができました。

また、昨年末に甲賀市社会福祉協議会で実施されました「歳末たすけあい募金」では、「外国籍住民緊急支援」を重点課題と位置づけていただき、募金の一部が支援金として配分されました。
そして、甲賀市社会福祉協議会、甲賀・湖南人権センター、水口キリスト福音協会、しが外国籍住民支援ネットワーク、当協会が協議し、お米20表、外国語(ポルトガル語、スペイン語、中国語、タガログ語)⇔日本語の辞書54冊を外国籍住民緊急支援物資として購入させていただきました。
お米は昨年末に配布させていただき、辞書は市内の小中学校に在籍する外国籍児童・生徒に使っていただきます。
※関係者の日程調整ができず、今の時期になりましたが、2月22日(月)には、教委および学校を通じて、対象となる子どもたちに渡していただくお願いをしに、教育長にお目にかからせていただきます。


今回のことをきかっけに、市民の皆様による「支えあいicon06」の輪が広がったことは大変素晴しいことです。
ラーメンラーメンなどの食料を持ってきてくださる会員さんや社協の地域センターに物資を届けてくださる方、文房具などを持ってきてくださる方など、皆様の温かいお気持ちicon06に心より感謝申し上げます。
今もほぼ毎日、iconN21お米などを取りにきてくださいますし、口コミで生活物資支援活動情報は広がってはいますが、まだ市内の方でご存知ないかたもおられますので、もしお近くの方で失業等でお困りの外国籍の方がおられましたら、人権センターあすぱる甲賀さんや当協会でお米などをお渡ししていることをお伝えください。
※ただし、多くの方にお渡ししたいので、お米などをお渡しするのは、1家族、1ヶ月に1回とさせていただいています。(足りないのはわかっているのですが・・・)

※写真は地域の皆さんから寄せられた物資の一部。  


Posted by kis at 21:21Comments(0)報告